コピーライター並河進: |
ついにはじまりましたねー。 それ、つくりますプロジェクト発起人の並河です。よろしくです。 |
大先生方: |
(声を揃えて)いやいや、こちらこそ。 |
コピーライター並河進: |
今日は第一回目ということで、みなさんのお手本、
妄想っぷりを見せていただきたいなと。
さっそく、現代美術家の田中偉一郎大先生のお手本から。 |
田中偉一郎大先生: |
いやいや、僕からじゃなくていいですよ。 |
コピーライター並河進: |
いやいや、そう言わずに。 |
田中偉一郎大先生: |
じゃあ・・・(といって汚い手書きの絵を出す) |
一同: |
おおっ! |
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コピーライター並河進: |
・・・これは、なんですか? |
田中偉一郎大先生: |
ちょっと手を加えることで、使い終わったティシュボックスが、
何かに変わるという考え方でできないかと。
たとえばですよ、これは、そのへんにある棒とかにつるして
バンバンたたくと、ドラムセットになる。 |
コピーライター並河進: |
ちょっとだけ手を加えるというのが、重要なんですね。 |
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田中偉一郎大先生: |
そうなんですよ。たとえば、このティシュボックスは、車の絵が
元から描いてあって、ちょっとだけつぶすと、より車になる。
スポーツカーだったら、こうぐっと縦にぺしゃんこにつぶしたり、
バスだったらほぼほぼこのままでいいんだけど、ミニバンだったら、
ちょっと左右をぐっと押すと上がほんのちょっと持ち上がって、
ぐっと・・・(と身振り手振りを交え、説明が延々とつづく) |
コピーライター並河進: |
・・・。確かにちょっと自分で手を加えることで愛情が
湧くかもしれませんね。こちらの絵は何ですか?ロボット? |
田中偉一郎大先生: |
ああ、これ?これはねー箱に点線をあらかじめ入れておいて、
組み立てるとロボットになるというもの。 |
コピーライター並河進: |
そういえば、ティシュボックスの空き箱って、その中に足を
つっこんでロボットだーみたいにして遊んだ記憶がありますね。 |
田中偉一郎大先生: |
あ、むしろ、それいいじゃないですか。5個パックとかで、
右足用。左足用、右肩用、左肩用、ヘルメット、になっていて、
使い終わった後、足をつっこんだり、肩に装着したり、
かぶったりして、ロボットになれる。 |
コピーライター並河進: |
思い出すと、子供の頃って、ティシュボックスの空き箱が、
いちばん身近な工作の材料でしたね。
うーん、いつか、それ、つくりますプロジェクトの一貫として、
どこかの小学校で工作の授業を行えたら面白いですね。
ネピアのティシュボックスの空き箱や、トイレットロールの芯を
子供たちに配って、自由にいろんなものをつくってもらうんです。 |
田中偉一郎大先生: |
あ、それいい。アートもロハスも、ちょっと手を加えることで
何かになったり、そのちょっと何かするだけ、
日常的なもんというのがいいと思うんですよ。 |
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コピーライター並河進: |
では、つぎは、ウェブデザイナーのバーベ大先生、お願いします。 |
バーベ大先生: |
いやいや、やめてくださいよ、大先生だなんて。 |
コピーライター並河進: |
いいじゃないですか、このコーナーはみんなが大先生ということで。
投稿してきた方が生徒というんじゃなくて、そこに垣根はなくて
投稿してきた方もみんなが大先生ってことにしちゃう。
もう全員大先生。(と熱く語る) |
バーベ大先生: |
それは変じゃないですかね。 |
コピーライター並河進: |
変ですね。(ちょっとがっかり) |
バーベ大先生: |
僕が考えたのは、これです。 |
一同: |
おおっ! |
コピーライター並河進: |
これは、すごそうですねー。何ですか、これは? |
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バーベ大先生: |
トイレットロールにあらかじめ額縁がプリントしてあって、
おしりを拭くと、うんちがついて、世界にただ一枚の名画が生まれる。
うんちで描く名画ですよ。うんちのリサイクルってことなんですけどね。 |
コピーライター並河進: |
・・・人には見せにくいですよね。
リビングに飾っておくわけにもいかないし。 |
バーベ大先生: |
だから、まあ、一瞬ですよね。おしり拭いた後、
一瞬、自分だけで鑑賞して、後は水に流す。 |
コピーライター並河進: |
一瞬のアートだ。だからこそ美しい・・・美しいのか? |
バーベ大先生: |
美しいんじゃないですかね。 |
コピーライター並河進: |
美しいんですね。これはできれば、実際につくってみたいですね。 |
バーベ大先生: |
できればうれしいですね。 |
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コピーライター並河進: |
最後は、書道家の富永山大先生、おねがいします。 |
富永山大先生: |
・・・ごめんなさい、ちょっと思いつきませんでした。
いろいろ考えたんですけど、いろいろ考えすぎちゃって。 |
コピーライター並河進: |
あ、今日は案はないですか。ああ、いいんですいいんです。
逆に気にしないでください。 |
富永山大先生: |
いやーごめんなさい。こんどはちゃんと持ってきますよ。 |
コピーライター並河進: |
いやいや、そこは無理しないで、たぶん、無理するとロハスじゃないから。
思いつかないことだってありますよ。そんな日もある。
だから、投稿するみんなも、無理しないで考えてほしいですね。 |
田中偉一郎大先生: |
あと、案をきれいに書こうとか、そういうのは気にせずに、
もう思いのままに書いてほしいですね、汚くてもぜんぜん
かまわない。パソコンソフトで書いてもいいし。
文章だけでもぜんぜんいいんじゃないですかね。
でも綺麗なばっちりつくりこんであるのも、それはそれでいい。 |
コピーライター並河進: |
あ、それはそれでいいんですね。 |
田中偉一郎大先生: |
要は、自由ってことですよ。 |
バーベ大先生: |
ここに投稿されてきたものが、
実際にネピアで発売できるといいですよね。 |
コピーライター並河進: |
そのへんはおいおい考えていくとして、
第一回、みんなのそれ、つくれるかな研究所は、このへんで。
投稿は、lab@sore-tsuku.comまでメールを送っていただくか、あるいは、
〒104-8319 東京都中央区銀座5-12-8 王子製紙1号館
王子ネピア株式会社 マーケティング部 宛
で葉書で送っていただくか、どちらかでお願いします。 |
バーベ大先生: |
葉書は、出し損ねたお年玉はがきや、書き間違えちゃった
はがきとかを使うと、ロハスなんじゃないですかね。 |
一同: |
お、いいねー。 |